トランプ大統領が勝利し「ディープステートを一掃する」という発言をしたことで、日本でもその存在が注目されるようになりましたね!
日本のテレビでも初めて「ディープステート」という言葉が実際に使われ話題になっています!
でも、実際にどういう意味なのか、よくわからないという人も多いかもしれません。
この記事では、ディープステートについて、わかりやすく説明していきます。
ディープステートは、国の中に隠れた力を持つ組織があるという考え方です。
選挙で選ばれた政治家ではなく、裏で実際の力を持っている人たちがいるのではないか、という疑いから生まれた言葉です。
本当にそんな組織があるのか、なぜそういう考えが広まったのか、一緒に見ていきましょう。
ディープステートの定義と起源
日本のメディアでは陰謀論だと伝えられている
ディープステート(DS)
を トランプ大統領が解体する!潰す!と仰っています。
これはデマじゃなく現実です。ここで私達日本国民は
情報統制をかけられている事に気付きましょう。DS=闇の政府👈これが
漫画みたいで理解し難いですか?… pic.twitter.com/1SmVRVZZDD— jurian🌸 (@juri_piyo) November 9, 2024
ディープステートという言葉は、「深い国家」という意味です。
普通の国家の下に、もう一つ隠れた国家があるというイメージです。
「国家内の国家」という概念
ディープステートは、表に見える政府とは別に、裏で本当の力を持っている組織があるという考え方です。
例えば、大統領や首相が変わっても、実際の政策はあまり変わらないことがあります。
そういうとき、本当は選挙で選ばれていない人たちが決定を下しているのではないか、と考える人がいます。
ディープステートは、次のような特徴があると言われています:
- 選挙で選ばれていない人たちの集まり
- 政府の重要な部署や大企業に所属している
- 長期間にわたって影響力を持ち続ける
- 表に出てこず、裏で動いている
トルコからアメリカへの概念の広がり
ディープステートという言葉は、もともとトルコで使われ始めました。
1970年代のトルコでは、軍や警察、情報機関の幹部たちが、選挙で選ばれた政府の決定に影響を与えていると言われていました。その後、この言葉はアメリカでも使われるようになりました。
特に2010年代後半から、政治家やメディアでよく聞かれるようになりました。アメリカでは、情報機関(CIAやFBIなど)や軍の幹部、大企業の経営者などが、ディープステートを形成しているのではないかと言われています。
ディープステートの日本人メンバーは誰?
2018年2月17日 おそらく日本史上初めて国会の場で「ディープ・ステート」の言葉を使った原口一博議員
陰謀論と言われて来た「ディープステート」が今日はテレビで違和感なく使われている。
pic.twitter.com/2KjyJoXva9— himuro (@himuro398) November 16, 2024
日本においてディープステートという概念は、主にアメリカの政治文脈から輸入された考え方であり、日本人メンバーが誰なのかということははっきりしていません。
ですがネット上では、ディープステートの日本人メンバーについてこのような意見もたくさんあります!
ディープステート
意訳すれば既得権集団
日本でいえば自民党、財務省、経団連、医師会…
陰謀論でもなんでもない
現実— kosa4416 (@kosa4416) November 17, 2024
そして、ディープステートの日本人メンバーは明らかになっていませんが、以下の人物が日本でディープステートに関連して言及しています!
- 原口一博(立憲民主党の政治家):
ディープステート(DS)という言葉を度々使用しており、DSの言うことが必ずしも正しいとは限らないと発言しています。
「【THE CORE緊急ライブ】11/17(日) 19:00
なぜディープステートはトランプ勝利を許したのか?
– 大統領選はトランプの圧勝で、民主党/ディープステート側は何もできずに敗退した。しかし、本当にそうなのか?あのディープステートがトランプに勝利を許すか?」@oikawa_yukihisa https://t.co/DhCcq412uo— 原口 一博 (@kharaguchi) November 16, 2024
- 副島隆彦(作家):
「ディープ・ステイトとの血みどろの戦いを勝ち抜く中国」という著作で、中国がディープステートに対抗していると主張しています。
また国民民主党代表の玉木雄一郎氏も日本のディープステートの存在を明るみにしようと努力されているようです!
玉木さんには頑張ってもらいたい。
トランプ次期大統領はアメリカのディープステートの存在を明らかにしました。
玉木さんは日本のディープステートの存在を明るみにしたと思います。
だからこそ、命がけで戦ってほしいです。負けるな! https://t.co/HhrPo11ICs— Tamijin (@mr_x_in_tky) November 17, 2024
ただし、これらの人物がディープステートと直接的な関係があるという主張はありません。むしろ、彼らはこの概念について言及したり、批評したりしている立場にあります。
アメリカにおけるディープステートの議論
アメリカでは、ディープステートについて活発な議論が行われています。
特に、政府機関と大企業の関係や、選挙で選ばれていない人たちの影響力について、多くの人が関心を持っています。
政府機関と産業界の関係性
アメリカのディープステート論では、政府機関と大企業の密接な関係が指摘されています。
例えば:
- 政府の高官が退職後、大企業の役員になる「回転ドア人事」
- 大企業が政治家に多額の献金をする
- 企業のロビイストが法律作りに影響を与える
このような関係が、一般の人々の利益よりも、一部の人々の利益を優先させているのではないか、という疑問が出ています。
選挙で選ばれていない勢力の影響力
アメリカの政府には、大統領や議員のように選挙で選ばれる人たちと、官僚のように選挙で選ばれない人たちがいます。
ディープステート論では、選挙で選ばれていない人たちの力が強すぎるのではないか、と指摘されています。
例えば、情報機関の幹部や軍の高官は、長年その地位にいることが多く、政権が変わっても影響力を保ち続けます。
また、専門知識を持っているため、政治家の決定に大きな影響を与えることができます。
このような状況が、民主主義の原則に反するのではないか、という議論があります。
ディープステート論の広がりと影響
ディープステートという考え方は、最近になって急速に広まりました。
特にアメリカでは、多くの人がこの考え方を知るようになり、政治にも影響を与えています。
世論調査に見る一般市民の認識
アメリカでは、ディープステートについての世論調査が行われています。その結果を見てみましょう
- 2017年の調査では、アメリカ人の48%が「ディープステートが存在する」と答えました。
- 2018年の調査では、その数字が53%に増えました。
- 共和党支持者の方が、民主党支持者よりもディープステートの存在を信じる傾向がありました。
これらの調査結果は、多くのアメリカ人が政府に対して不信感を持っていることを示しています。
また、ディープステートという考え方が、一般の人々にも広く知られるようになったことがわかります。
政治家による言及と影響
ディープステートという言葉は、政治家たちによっても使われるようになりました。
特に、ドナルド・トランプ元大統領が頻繁に使用したことで、注目を集めました。
トランプ氏は、自分の政策に反対する人たちを「ディープステート」と呼び、批判しました。
例えば
- 情報機関の調査結果に疑問を呈する際に使用
- メディアの報道を批判する際に使用
- 政府内部の反対勢力を非難する際に使用
このような発言は、ディープステートという考え方をさらに広めることになりました。
また、政府に対する不信感を強める効果もありました。
一方で、トランプ氏の政敵たちは、ディープステートという言葉を使うことで、民主主義の制度を弱めているという批判もしています。
学者とジャーナリストの見解
ディープステートについては、学者やジャーナリストたちも様々な意見を述べています。
歴史的な視点から分析する人もいれば、現代の政治状況と結びつけて考える人もいます。
歴史的視点からの分析
歴史学者たちは、ディープステートという考え方が新しいものではないと指摘しています。
過去にも、表の政府とは別に、裏で力を持つ組織があるという考えはありました。
例えば
- 古代ローマの元老院:皇帝の権力を制限していた
- 中世ヨーロッパの教会:国王の決定に大きな影響を与えていた
- 19世紀のイギリスの貴族:議会で大きな力を持っていた
これらの例は、現代のディープステート論と似ている部分があります。
ただし、歴史学者たちは、現代の民主主義国家と昔の国家を単純に比較することには注意が必要だと言っています。
現代政治における解釈
政治学者やジャーナリストたちは、現代のディープステート論について、様々な解釈を示しています。
- 官僚制の問題点を指摘する見方:
- 選挙で選ばれていない官僚たちが、実際の政策決定に大きな影響を与えている
- 専門知識を持つ官僚たちが、政治家をコントロールしている
- 情報社会の影響を重視する見方:
- インターネットの普及により、陰謀論が広まりやすくなった
- SNSの発達で、政府に対する不信感が急速に広がりやすくなった
- 政治の分断を反映しているという見方:
- 政治的な対立が激しくなり、相手側を「ディープステート」と呼んで批判する傾向が強まった
- 複雑な社会問題を単純化して説明しようとする動きの一つ
これらの解釈は、ディープステート論が単なる陰謀論ではなく、現代社会の様々な問題点を反映していることを示しています。
ディープステート論の問題点と批判
ディープステートという考え方には、多くの批判や問題点が指摘されています。
ここでは、主な批判と、それがどのような影響を与える可能性があるのかを見ていきます。
陰謀論との関連性
ディープステート論は、しばしば陰謀論の一種だと批判されます。
陰謀論とは、世の中の出来事を、秘密の組織や隠れた力によって説明しようとする考え方です。
ディープステート論と陰謀論には、次のような共通点があります
- 証拠が不十分:
- ディープステートの存在を直接証明する証拠がほとんどない
- 間接的な証拠や推測に基づいていることが多い
- 単純化しすぎ:
- 複雑な政治や社会の問題を、一つの隠れた組織の存在で説明しようとする
- 実際には様々な要因が絡み合っている問題を、単純に見てしまう
- 反証が難しい:
- ディープステートが存在しないことを証明するのは、ほぼ不可能
- 「証拠がないのは隠蔽されているから」という主張で、批判をかわすことができる
このような特徴は、科学的な思考や合理的な議論を妨げる可能性があります。
また、根拠のない噂や偏見を広めてしまう危険性もあります。
民主主義への影響
ディープステート論が広まることで、民主主義に悪影響を与える可能性があると指摘されています。
- 政府への不信感の増大:
- 選挙で選ばれた政治家が実際の力を持っていないと考えると、選挙の意味が薄れる
- 政府の決定や政策を全て疑ってしまい、社会の安定が損なわれる
- 政治参加への悪影響:
- 「どうせ裏で決まっている」と考えて、選挙に行かなくなる人が増える
- 政治に関心を持たなくなり、民主主義の基盤が弱くなる
- 極端な考え方の広まり:
- ディープステートと戦うために、強権的な指導者を支持する動きが出てくる
- 民主主義の制度や法律よりも、カリスマ的な個人を重視する傾向が強まる
- メディアや専門家への不信:
- ジャーナリストや学者も「ディープステートの一部」と見なされ、信頼されなくなる
- 客観的な情報や分析が軽視され、感情的な議論が増える
これらの影響は、長期的に見ると民主主義社会の基盤を揺るがす可能性があります。
そのため、ディープステート論を安易に信じることには注意が必要です。
日本における類似概念
ディープステートという言葉は、主にアメリカで使われていますが、日本にも似たような考え方があります。
ここでは、日本の政治システムの特徴と、ディープステートに近い概念を見ていきましょう。
官僚制と政策決定プロセス
日本の政治システムでは、官僚(かんりょう)と呼ばれる公務員が大きな役割を果たしています。
官僚制には次のような特徴があります。
- 専門知識:
- 官僚は各分野の専門家で、長年同じ省庁で働くことが多い
- 政治家よりも詳しい知識を持っていることが多い
- 政策立案:
- 多くの法案や政策は、官僚が原案を作成する
- 政治家は官僚の作った案を基に議論することが多い
- 継続性:
- 政権が変わっても、官僚はあまり変わらない
- 長期的な視点で政策を考えることができる
このような官僚制の特徴は、時として「官僚主導」と呼ばれ、批判されることがあります。
選挙で選ばれていない官僚が実質的な決定権を持っているのではないか、という疑問が出るのです。
「鉄の三角形」との比較
日本の政治では、「鉄の三角形」という言葉がよく使われます。
これは、政治家、官僚、業界団体の3つが強く結びついて、政策決定に大きな影響を与えているという考え方です。
鉄の三角形の特徴
- 官僚:専門知識を持ち、政策の細部を決める
- 業界団体:企業や団体の利益を代表し、政策に影響を与えようとする
この「鉄の三角形」という考え方は、ディープステート論と似ている部分があります。
- 表に見える政治家だけでなく、裏で影響力を持つ人たちがいると考える点
- 一般の人々の意見よりも、特定のグループの利益が優先されるのではないかという疑問
ただし、日本の「鉄の三角形」は、アメリカのディープステート論ほど陰謀論的な色彩は強くありません。
むしろ、日本の政治システムの特徴や問題点を指摘するための言葉として使われることが多いです。
ディープステート論が示唆する課題
ディープステート論は多くの問題を含んでいますが、一方で現代社会が抱える重要な課題を指摘しているとも言えます。
ここでは、ディープステート論から見えてくる課題について考えてみましょう。
政府の透明性と説明責任
ディープステート論が広まる背景には、政府の決定プロセスが不透明だという不満があります。
この問題を解決するためには、次のような取り組みが必要です。
- 情報公開の促進:
- 政府の決定プロセスをできるだけ公開する
- 機密情報以外は、一般の人々も見られるようにする
- わかりやすい説明:
- 政策の理由や目的を、一般の人々にもわかるように説明する
- 専門用語をできるだけ避け、平易な言葉で伝える
- メディアの役割強化:
- ジャーナリストが政府の活動を詳しく取材し、報道する
- 批判的な視点も含めて、多角的に情報を伝える
- 市民参加の機会拡大:
- パブリックコメント制度を活用し、政策決定に市民の意見を反映させる
- タウンミーティングなど、政治家と市民が直接対話する機会を増やす
これらの取り組みにより、政府への信頼を高め、ディープステート論のような疑念を減らすことができるかもしれません。
民主主義制度の信頼性
ディープステート論は、民主主義制度そのものへの不信感を表しているとも言えます。
この問題に対処するためには、民主主義の仕組みを強化し、信頼性を高める必要があります。
- 選挙制度の改善:
- 投票しやすい環境を整える(例:投票所の増設、期日前投票の拡充)
- 開票プロセスの透明性を高める
- 政治教育の充実:
- 学校教育で民主主義の仕組みや重要性を教える
- 大人向けの政治教育プログラムも提供する
- 政治資金の透明化:
- 政治家や政党への寄付を公開する
- 企業や団体からの献金に制限を設ける
- 権力の分立と相互チェック:
- 行政、立法、司法の三権分立を徹底する
- それぞれの機関が互いをチェックする仕組みを強化する
- 多様性の確保:
- 様々な背景を持つ人々が政治に参加できるようにする
- 少数意見も尊重される仕組みを作る
まとめ
トランプ大統領が勝利し「ディープステートを一掃する」という発言をしたことで、日本でもその存在が注目されるようになりましたね!
日本のテレビでも初めて「ディープステート」という言葉が実際に使われ話題になっています!
さらに石破総理との会談を断って、先に陰謀論者であるナオキマンに会うというトランプ大統領は、私達日本人にメッセージを送っているのかもしれないですね!
コレ、石破とは会わない(アウト)ということを世に知らせるためのデクラスなのでは?笑
いやだっておかしいよ
一応石破は日本の総理大臣として打診したのに、
その上でお断りされそしてこの流れ🤣
ディープステート(石破)ではなく
陰謀論者(ナオキマン)と会うということは… https://t.co/aQDvcHrZD4— 五條艮介【Ushitoranosuke Gojo】 (@R0903307151A) November 17, 2024